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Mel News and Rumors.........Updated 9/16, 2007
お知らせ:
・2008年からNewsセクションはブログで更新することにしました。そちらもご愛読よろしく→ mel-at-carinya: Mel News & Tidbits
・2004年監督第3作 "The Passion Of The Christ"「パッション」 に関してはこちらに。また2007年6月日本公開された監督第4作"Apocalypto"「アポカリプト」に関してはこちらに特別ページを設けてあります。関連ニュース、画像もそちらにまとめましたのでぜひ御照覧を。
・過去ニュース2006年分はNews Archivesに移しました。
◆NEW この夏のメルの動きと噂を...(9/16)
この4〜5ヶ月間ネットには読みきれないほどメルの名前は出てたんだけど、肝心要の新作映画制作に関しては確定的なニュースはなく例のご
とく噂のみ。でもここにきて直接映画に関係ないがメルはとても興味深い動きをしてる。これに関しては口さがないゴシップコラムやブログでは、やれ飲酒運転や反ユダヤ的発言でダウンした人気を今流行りの環境保護を訴えることでばん回しようとしてるとか、結局金持ちのよくある偽善だとか、下世話なゴシップ風にちゃかして書かれたりもしたが、おおむね好意的に受け止められている。
私に言わせれば偽善かどうかはいずれわかるし、汚名ばん回でけっこう、罪滅ぼしでいいじゃないか、言いたい奴には言わせておけって。だいたい環境保護や人道人権問題に関してはメルは今になってというわけじゃない。ずいぶん前から表には出ないだけでいろいろやってたのを知ってる。ただここに来て最近のフィルムメイキングの過程でさらにいろんなことを学んだ結果、積極的に動くべきだと考えたんだと思う。それに地球環境を考え、できることをやるのは単に流行りだからという問題じゃない。規模や方法こそ違え地球人全員が意識に登らせておくべき問題だ。特にビジネスや投資に関わるならば、この問題はもはやさけて通れない。
メルは自分が納得し、選択した方法でやろうとしている。これは名声や人気などに全く関係ない個人的な行動だから別にここに載せなくてもいいことだが、それだとほとんど書くことがないし(^^;)日本のメディアでは全くといっていいほどまじめにとりあげてないようなので。そういう背景を踏まえて、長くなるが時系列順にざっと追ってみた。関連記事や画像などはそれぞれのリンク先を。
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・4/14 メキシコのオアハカを訪問(上の写真)。うるさいマスコミとパパラッチの目から逃れるための単なる息抜きらしい。マヤの遺跡を見学。
・4/26 中米コスタリカを訪問。現地のプレスによると息抜きと家さがしのためらしい。現地の不動産業者とヘリとランドローバーでいろんな所を回っている。photo
・5/3 ニューメキシコ州知事と会談。この理由は後述。
・5/22 コスタリカを再訪。実は何年も前からここに家と地所を持ちたかったことが判明。ずいぶんコスタリカをお気に入りの様子。メルがコスタリカ人になることはないだろうけどアメリカを時々離れここで過ごしたいと思う理由は分かるような気がする。政情不安定でしょっちゅうクーデターや内戦がぼっ発した中南米の中でも比較的早くから安定し、民度やGNPも高くまた世界でも稀に見る、軍隊を常設してない国でもある(憲法で禁止されている)。特に80年代に起こった中南米各国の内戦をコスタリカが中心になって中南米和平合意を達成したことも有名で平和主義国家の名にふさわしい。さらに現大統領は非人道的なクラスター爆弾を廃絶する運動や地雷撤去にも積極的で、NPOに援助を惜しまない政策をとっている。景色もよく生物相も小国の割には非常に豊か。また環境保護にも熱心な国で外国からのエコ・ツーリスト達を惹き付けている。
パナマでも家巡りをしたらしいが今回正式にここに家を買ったようだ。完全にアメリカを引き払うというわけでなく主にオフの時の滞在に使うという。首都サンホセから西に300km、北部大平洋側グァナカステ州のバリゴナ・ビーチに面した163ヘクタールの農場を含む地所だそうだ。
・6/14 南米コロンビアに長男のエドを伴ってカルタヘナを訪れる。どうも知人の家族の行事に参加したらしい。ついでに有名なサン・フェリペ城の遺跡巡りなどをして楽しむ。Photos / Quicktime video 1(4.9MB) / Quicktime video 2(8.9MB)
・6/23 オアハカを再訪。今回はアポカリプトに出演してた地元出身の女優、Mayra Serbuloと会食。再会を楽しむ。彼女によると別にここで何か映画プロジェクトをやる予定はなく、彼は単に息抜きに来たそうだ。
・6/30 New York Timesによると、Icon設立当時からメルの右腕として多くの映画で製作や製作総指揮を担当していたStephen McEeveetyが「パッション」を最後に独立し、子供/家庭向けの啓蒙的ドキュメンタリー映画を作る目的で、新たにプロダクションを設立した。今後この長年の友にメルは資金面で応援するという。
・7/9 またコスタリカに。今回はオスカル・アリアス大統領と首都サンホセの大統領私邸で会見。ノーベル平和賞受賞者でもある大統領への表敬と人道主義的なプロジェクトに関して(クラスター爆弾廃絶問題など)親しく歓談した模様。Photos
・7/11 かねてから売りに出していたコネチカットのチューダー様式の邸宅が約48億円で売却。1994年にこの広い地所付きの大邸宅を購入し、家族とよく滞在していたが、現在不動産を整理してる「投資家」でもあるメルにとっては都合のいいことに購入当時の価格を大幅に上回る額で落札された。メルには腕のいい投資アドバイザーがいるらしく、ここのところのアメリカを覆う不動産金融危機にも関わらず、それに巻き込まれる前に短期間で売却。後で述べるマリブのビーチハウスも然り。メルが決めたことだから我々がどうこういっても関係ないが、今だから全容が明らかにされて実はびっくりの、なんて美しい、このまるでイギリスの田舎にあるようなこのすてきなコネチカットの Old Mill Farmだけは、メルにいつまでも持ってて欲しかったなぁと思う。
実はメル達はここがとても気に入って家畜(主にポニーと山羊)を放牧したかったんだが、なにしろファームといってもここら一帯は超高級住宅地。さらに浄水場が近いということで、御近所に反対された。おまけにパパラッチよけも兼ねて家畜が逃げないようにと広大な敷地を囲む柵を設けたところ、その一部がもともと乗馬のトレッキングコースに当たってて、そこに柵があると遠回りしなくちゃいけないので、撤去して欲しいなど、御近所さんがうるさいところだった(じゃその乗馬用の馬はみんなどうしてたんだろう...)法律には抵触しないんだが...。そんなこともあって手放したんじゃないかな。
・7/11 ここに来て具体的にメルの新しい顔がそろそろ出てきたようだ(実は今さら始まったことではないが)。間もなく彼が関わっている、古タイヤをリサイクルして再生可能なゴムにする画期的なプラント、Green Rubber Globalをニューメキシコ州アルバカーキに建設するプロジェクトを発動させると発表。推進の中心はマレーシアの会社でメルはプロジェクト賛同出資者のひとり。古タイヤの再生問題はアメリカでは大きな課題のひとつなだけにこのプロジェクトは少なくともアメリカでは歓迎、注目されている。ただし古タイヤ再生は以前も他社が試みたことがあるが、技術的に難しく成功しなかった例もあるので、今回のプロジェクトには懐疑的な意見もあるが成りゆきを見守る価値は大いにある。5月の州知事との会談もこのプロジェクトに関連していたということだ。
ソース記事:kob.com(地元のメディア。ビデオもあり)
・7/29 カリフォルニアはマリブのブロードビーチに3つ持っているビーチハウス(といってもこれはもう立派な邸宅だが)のうちいちばん大きい一軒をこれまたすんなり買い値より高値で売却したと報じられた。2005年に買って改装したこの家は明らかに最初から投資目的だったようだ。
・8/7 今度はグァテマラに飛び、すでに何度も訪れてお気に入りの北部エル・ミラドールのマヤ遺跡に行ったり、オスカル・ベルヘル大統領の案内で首都の文化施設を見学したり。また大統領の報道官によると、メルはいずれ北部地域のマヤ建築に関してのフィルムを作りたいというプランを話したそうだ。またこの席でグァテマラのマヤ遺跡と減りつつある熱帯雨林保護のため寄付を申し出た。Photos
・8/16 かねてよりハリウッドではその成りゆきが注目されていたメルの長年の代理人であるEd Limato氏の移籍先が決まった。彼が以前属したこともある大手エージェンシーWilliam Morris Agencyだ。懸念だったメルを含む彼の有名なクライアントたちが、果たしてリマート氏と共に動けるのか今いるICMに残るのかという問題は、裁判所の判断で代理人はそのクライアントも含めて新しい場所に移れるといういい結果になった。これはICMにとっては大きな痛手だろう。だがそもそもリマート氏がICMを出るきっかけは不当な降格人事だったので、これは自業自得だろう。メルとリマート氏の長い忠誠と密接な関係がこれからも続くということでまずは一安心。
「不当な降格人事」というのは、いってみれば当人は30年会社に尽くし貢献度の高い一流エージェントであるだけでなく、会社の副社長でもあった。そこに新たに若いのが社長になって、若手にチャンスを譲るためにそろそろ引退しては..ともちかけた(リマート氏は73才。でも本人いわくまだまだ現役!)で、本来なら社長になって然るべき同氏を降格して、いやなら出てけ、その時はあんたのクライアントは置いていけと来た。そりゃそうよね。メルの他にデンゼル・ワシントン、スティーブ・マーチン、リアム・ニーソン、ビリー・クリスタル、リチャード・ギア....を持って行かれるのは痛い。だが同氏はみんなを引き連れて自由の身になり新たな会社に移籍する方を選んだ(同氏クラスになると引く手あまたである。ICMは同氏を過少評価していたようだ)裁判所の助けを得て。そして勝利し、もちろんクライアント全員も彼を選んだ。
ソース記事:deadlinehollywooddaily.com
ここのSearchでEd LimatoまたはMel Gibsonと打てば、凄く詳しい内部事情が日を追ってレポートされてるのがわかる。このブログは映画関連としてはハリウッドのインサイドによく通じてて、それでいてゴシップハントに走らずとても質がよく読者、業界人双方からの信頼度も厚い。さらにお気に入りの理由は書き手であるL.A.Weeklyの名ジャーナリストNikkiは親メル派のようだ。何よりもメルやリマート氏が他では話さないようなことをNikkiには漏らしていると思えるのがおもしろい。
・8/23 メルは出廷しなかったが彼の弁護人が裁判所に出向き、メルに科せられた処分がすべて滞りなく達成されたことを証明書つきで判事に報告。これによってまだ2年の保護観察下ではあるが、罰金と約5ヶ月に及んだ週に3度のAA (Alcoholic Anomymous 断酒プログラム)参加はこれを完全に満たしたことになる。ただし裁判所への報告義務はまだ2年続くので、次回来年2/15の審理にはメル自身が出廷するようにとのこと。取りあえずはAA無欠席で頑張ったメルに拍手かな。その甲斐あっていまのところ完璧にしらふでいる(^^)。
・8月末 唐突にマレーシアから入ったニュース。AAに出なくて済むようになったので2週間ここでゆっくりバカンス...かとおもいきや、どうもそれだけではないようで、家族はいっしょではなくIconのパートナーでCEOのBruce Daveyと共にビジネスも兼ねて行動しているというレポート。目的は先にあげた古タイヤ再生プロジェクト(この親会社Petra GroupのCEOが二人をマレーシアに招待したのが事実)と熱帯雨林保護プログラムに関する視察とレクチャー、公式記者会見などだ。シンガポールにも足を伸ばす。
ソース記事(画像も): 1 / 2
・8/30 オーストラリアのメディアにこんな報道が。6年前に現地の大手エージェンシーShanahanと共にシドニーに設立したIconのブランチを閉めた。その理由はさすがのメル・ギブソンをもっても人口の少ないこの大陸で純正のオーストラリア製の映画を製作し世界的ヒットにすることはできなかったからというもの。確かにこの国からは素晴らしい才能を持った俳優やフィルムメイカーが生まれ、現にShanahanが抱えるクライアントにはオスカー受賞俳優がわんさといるが、彼等の活動の中心は今やハリウッド資本の大手スタジオ配給のアメリカだ。無名の才能を発掘してお金をかけて世界に配給するのは旨味がない...云々。
とこんな内容だったが、後日(9/12)The Australianという新聞社がシンガポールにいるBruce Daveyに電話インタビューして事実を確かめたところ、上記Icon-Shanahan Productionは健在でこれを閉鎖する予定はない、メルはいまだにオーストラリアを自分のルーツ、ホームと考えていてここで映画を作ることを忘れてない。単に上級スタッフがアメリカに移動しただけだと明かした。これは嬉しいニュースだ。
・8/31 なんとなく信じてもよさそうな映画の話が入った。Happy Feetが大当たりしたジョージ・ミラー監督の次回作はやはりアニメーションだろうといわれている....みんながよく知ってるスーパーヒーロー達が結集する人気アクションコミック"Justice League" 映画化の噂がしきり。その声担当にあがってるのが大物ぞろい。監督はメルに悪役のMax Lordをやって欲しがってるという。他にはブルース・ウィリス、ディカプリオ、S・ヨハンソン、J・ジレンホール、ジェシカ・ビール....など!
うーん、実写じゃなくアニメというのが残念。たとえ悪役でも実写ならメル、きっと凄みがありそうなんだけど。Mad MaxがだめならMax Lord(の声)でもこの際いいから、とにかくスクリーンに!!
・9/6 メルとブルースはこの日、マレーシアのLimkokwing University of Creative Technology(LUCT)という大学に招かれちょっとしたレクチャーをした。自国内、特に広大なカリマンタン島北部に熱帯雨林を抱え、この大学はその保護プロジェクトを強力に推進しててその点では東南アジアでは屈指のモデル校だ。その業績を讃え、さらに学生たちに将来もマレーシアだけでなく東南アジア全体の熱帯雨林保護に携わるよう訴えた。このニュースは関係者以外全学にはあらかじめ伝えられなかったので当日メルが来校した時は大興奮の大騒ぎ。マレーシアの学生は例にもれずみんなケータイやらデジカメやらビデオを動員し、なんとかメルをとらえようと。おかげでいっぱい集まった(^^)。特にステージ上のメルとブルースがバティック染めのシャツをプレゼントされて着替えてる貴重なショットは画像とビデオで楽しめる。Thanks, you guys!
関連ブログ(E): 1 / 2 / 3 / 4
Youtubeビデオ: 1/ 2 / 3 / 4 / 5
・9/11 再度シンガポールに。最終目的であるForbes誌主催の恒例Forbes Global CEO Conferenceの一環であるGreen Challenge In Bussiness のパネルディスカッションにGreen Rubber GlobalのCEOやブルースと出席。二酸化炭素問題に関してアイデアを話し合ったり、会衆になぜ自分がタイヤリサイクルに関わったのかを熱心に話した。Photos
・9/13 3日間のシンガポール滞在を含む2週間のマレーシア旅行も終わり、飛び立つ前にKidz Horizon Appealという癌やエイズにかかったアジアの子供のための慈善基金にS$25000を寄付した。この後は本当にゆっくり休養をとるため大平洋に向かうとのこと。おそらくフィジーに持ってる人目のない島の家で家族と合流、ビジネスを離れて羽を伸ばすと思われる。
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ハァ〜.....くたびれた。まとめて書くからいけないんだ(^^;)。しかし中南米は比較的近いとはいえ、春頃からこっち週3回のAAプログラム参加の合間にメルはよく動いたねぇ...。彼の名前の前につく冠詞にこれからactor-directorに加えてemvironmental activist とか humanitarian activist なんてつくのかな?(^^)。実はすでにそういう主旨で書いている記事もあった!
「 メル・ギブソンはいつも我々を驚かせてくれる。先に売却した肉牛飼育農場に続き今回ふたたび彼はたて続けに不動産資産を実に見事に - 文字どおり見事に言い値を下回ることなしに売却し、この難しい時期にゲームじゃなく実世界でのモノポリーに勝てる手腕を持ってることを証明し、その利益を環境保護に投入するという投資家なら誰もが望むことを短期間でやってしまったんだから。実際多くのセレブはなかなか言い値で売れない不動産をいつまでも抱え、結局売り値を下げている。そしてメルは今持っているいくつもの称号に加え環境保護活動家/人道主義活動家の肩書きも加えようとしてる。彼からは目が話せない云々」悪い響きではない。
さて、これで大平洋での休養がすんだら、まもなく本職の映画製作のアナウンスが出ればいうことないんだが。
◆NEW ポーランドの大作映画の監督、出演をオファーされる(9/16)
たった今ポーランドのニュースサイトから入電したばかり。1683年のウィーンの戦いにおけるポーランド王国の勝利を描く大作史劇"Victoria"は製作、脚本はポーランド人で、予算はポーランド映画史上最大になるという。今のところ企画段階だが、大きな呼び物はキャストに一部ハリウッドから、そして "Lord of The Rings "シリーズを支えたスペシャル・エフェクトのクルー達を起用するというものだ。
彼等はメル・ギブソンに監督とできたらソビエスキー王の役を打診しているそうだ。またロバート・デニーロにも出演を依頼するという。
欧州だけでなく広く世界から投資を募り、ぜひ完成に持っていきたいとプロデューサーは意気込んでいる。アメリカからの参加、たとえばメルに関しては楽観している。ただし彼の予定表は向こう6年間いっぱいらしいが、とも。
この映画も興味あるけど正直いって実は向こう6年間いっぱいだというメルの予定表の中味を知りたい!(^^)6年っていえば最低でも2つは映画作れるよね?いや3つかな!メルとデニーロの取り合わせってちょっとぞくっとするんだけど(^^;)一緒にやって欲しいな。
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◆ 現在、新作脚本を執筆中。それは.....(5/25)
3月なかば、メルは請われて南カリフォルニア大学ノースリッジ校で「アポカリプト」を教材にして映画制作レクチャーを行った。なんたって今のメルはりっぱな映画作家で名誉芸術博士号の持ち主(^^)。最近こういう仕事が多い様ね。学生との活発なディスカッションの途中で、ちょっと場違いなデモンストレーション(映画に描かれたマヤ人はほんとの姿じゃない云々)があったのを除けば満足のいくものだったらしい。
その席で今後のプランのひとつとして、今ファラド・サフィニア(「アポカリプト」の共同脚本者)と共に書いているものがあると明かした。覚えているだろうか?ずいぶん前のこのセクションで噂にあがったThe Professor And The Madman「博士と狂人」を。原作の映画化権をIconはずっと持ってたわけだ。ちょっとおさらい。世界に名だたる英語辞典の中の王、Oxford English Dictionary(OED)、その編纂にまつわる数奇なストーリー。舞台は19世紀後半のイギリス。もしかしたらアメリカ南北戦争も出るかもしれない。
主人公はふたり。貧困層に生まれながらも独学で多言語を身につけ、ついにはイギリス一の言語学者になったジェームズ・マレー博士。彼には謎めいた協力者がいた。もとアメリカ陸軍の軍医で、なにかの事情で表に出られない天才、ウィリアム・マイナー博士。原作を読むとわかるが、特にマイナーを演じる役者には高度な演技力が要求されそうな気がする。その分うまくいけばオスカーのチャンスがあるかも。
それでかどうか知らないが、上のニュースがアナウンスされた直後、こんな噂が流れた;ダスティン・ホフマンとロビン・ウィリアムズが出演を切望しているらしい...また7年前のメルのコメントでは別の作家が書いたOEDの本の話の折りに彼自身が、主役(どっちだかは不明)を演じてみたいと言っていた。私としてはマイナー役にはメルが浮かんでしょうがない。あるいはメークをすればマレーにも実にぴったりだと思ってるんだが。とにかくこれが実現すれば、エピックやアクションではなく小粒だがひさしぶりのキャラクタードラマの英語劇になる。
Carinyaのひとりごと......ホフマンがやるのはいいとしても、そうすると不遜にもこんな見出しが浮かんでしまう ー "Mel Gibson directs Jew actor!!!"また大騒ぎになるかもね(^^;)これは冗談として、原作はち密なリサーチをもとにしたとても良く書けたノンフィクションだ。一読を強くお勧め。
原作翻訳本: 「博士と狂人」@amazon
Photos: The lecturer, Mel Gibson at SCUN
◆NEW 昨年の飲酒運転事件に関連して....(5/25)
今月ふたつほどグッドニュースが立続けに入電。ひとつは;
5/11、メルはカリフォルニア州判事のもとに出頭して(保護観察中の人には定期的に求められるもの)断酒プログラムの経過報告を行なった。
その結果公式に判事から「経過は良好。このケースにおいてはリハビリの効果は絶大で信ずるに値するものである。これ以上私が差し出ることもない」というお墨付をもらった。
メルの場合は3年間の保護観察下、初めの18週間は週に5回、次の30週間は週に3回、AA(Alcoholic Anonymous。アルコール依存症矯正プログラム)に参加するよう命令されている。メルは今のところきちんと守っている。順調ならそれが終わるのが8月だ。よってAAに関しての最終報告を8月23日に行なうようにとのことで、それまでは何もなければ判事のところへ出頭する必要なし。
いいかえれば早くても8月23日までは、メルは長期間カリフォルニアを離れられないわけで、何かのプロジェクトを発進することはできない。恒例の家族での長期海外旅行も今年はだめだろう。しかしそのことがかえって彼をして、落ち着いて脚本を書いたり、私事をこなしたりするいい機会になっているようだ。彼が無事AAを卒業して清い体になり秋には何かを始めることを祈ろう(^^)。もうひとつは;
昨年夏のメルの飲酒運転逮捕の際(2006年6/28だったかな)その夜の内に、本来なら外部に出てはいけない情報がゴシップサイトに流れて世界中がメルの言動を知ることになり糾弾されたわけだが、たとえ彼自身にとって結果的によかったこと(アルコールを断つ決心をしたこと)でも、警察からの情報流失に変わりはなく個人の権利を著しく侵されたことになる。メル自身はこのことを謙虚に受けとめ、謝罪もし、なんら告発も訴訟も起こしてないが、今月このメルのケースをきっかけにして民主党選出カリフォルニア州下院のブラウンリー議員により、法案として正式に議会に提出され下院人権保証委員会にかけられ通過した。同議員によると;
「メル・ギブソンのケースでは1時間も立たず逮捕時の彼の細かい言動やマグ・ショット(逮捕時に警察で撮る顔写真)がインターネット上に出た。たとえそのメディアが金を払ってないと言い張っててもこれは由々しきケースで看過できない。公正な裁きを受けるまで不必要な先入観を与える個人情報は公開されてはならない。
だがインターネット時代になり、金で警察の情報まで買う組織が跳梁しているせいで公務員のモラルが堕ちていることは現実だ。法がこの方面まで整備されてないことが人権侵害を野放しにしていた。この法案(Assembly Bill 920)はセレブたちを特別に守るためのものではなく、憲法で保証されている基本的人権を全ての人にあてはめるためのものである。法に携わる公務員は金銭授受に関わらずなんびとの権利を侵してはならないことを徹底させる。金銭授受があった場合は厳しい罰則をあてる」
この法案には優先フラグがつけられ間もなく議会で審議される。いずれシュワルツェネガー州知事から通達が出るだろう。
carinyaのひとこと.....確かにメルの事件がきっかけでその存在を知ることになったTMZ comなどに代表される、最近のアメリカのゴシップ系のスクープの凄まじさの裏には、金のにおいがプンプンする。実は我々がよく目にするマグ・ショット、あれも違法に公開されたものが少なくない。彼等に言わせれば情報公開の自由、報道の自由、知る権利云々だろうが基本的人権侵害までしてスクープをものにするのはいきすぎだ。セレブのゴシップはひまつぶしになるし、おもしろいものもあるけど知りたくない権利もある。読んで後味の悪くなるものまで載せちゃうんだものね。節度がない。もっともこの時代、読者側の感性がマヒしてて節度がなくなっているともいえる。悲しいかな、メディアはそれに合わせているのかもね。
メルの犯した罪はあくまでも飲酒運転とスピード違反。彼の言動はたとえ酔っていてもいうべきでなかったかもしれないが単に鬱憤の発露にすぎない。裁きの対象ではなく裁定が決まった後で議論されるならそうされるべきもの。保安官事務所の誰かがリークしたせいで、その夜の内からこっちのほうがにぎにぎしく取りざたされてしまった。
これは裁定になんら関係しない個人情報で、普通の一般人の口から出たなら売買すべき価値はなかったろう。だが今回の法案提出で有名人のみならずすべての人々のために安全を保証されるべきだと考えたことは正しい。なぜならこのインターネット時代、いつ何の形でわれわれ一般人の情報が公開されるかも知れないというのは、もはや杞憂ではないからだ。
関連記事(E): 'Mel Gibson' bill clears Public Safety
◆噂あれこれ...(5/25)
いつものことだがメルの身辺には映画制作に関してはうわさの域を出ない話ばかり。さもほんと気に書いてあるんでつい興奮してしまうが。一応こんな話がのぼっているということで書いておく。どのみちメルは上記の理由で秋まで本格的に動けない。
◇「マーヴェリック」の続編?
あんまり信用できないことで有名なWENN(World Entertainment News Network。IMDbのニュースはここがソース)によると、94年同作で共演したジェイムズ・ガーナーとメルは続編を計画してるとのこと。ガーナーが高齢なので早いうちに作りたいと言ったらしい。これはまったく根拠がないと言えない。なぜなら95年頃のガーナーのあるインタビューで、すっかりこの映画とメルとの共演が気に入ったのでぜひ続編を作りたいとメルと話した、という記録はある。これをまた持ち出した? ちなみにメル自身は自分の出演作の続編を自分で作ることはしない方針だと以前きっぱりと宣言してる。それより新しいストーリーを皆に見せたいということだ。もちろん、嘘かほんとかはともかくこの続編計画に反対する気はまったくないけど。
◇オーストラリアの元首相ハロルド・ホルツの伝記映画?
これもWENN発。メルは1966年に第17代首相になってその1年後に海に泳ぎに出たきり帰ってこず、未だに行方不明のままのホルツ氏の生涯とその死にずっと魅了されてるとのこと。これも全くあり得ない企画ではないと思うが。寡聞にしてこの政治家のことは全く知らなかったが、メルが興味を持ったのがほんとなら、オリジナルかつありきたりでない話になるだろう。
◇ウォレスが生き返る?
発信元不明の、でもいちばんお気に入りのうわさ。メルが言ったそうだ。「観客はまたブレイブハートの主人公に会いたいんじゃないかなと思う。いいアイデアを持ってるんだ。僕の頭の中にあるアイデアをきっと面白がってくれるんじゃないかな。今すぐじゃないけどきっとやるよ」だって!! 彼は上に書いた通り続編つくりには興味ないみたいだけどこれは例外だといいな。いや、厳密な意味で続編じゃないかもね。さて、どんなしかけでウォレスを生きかえらすかはメルのみぞ知る?
◆DVDリリース情報 (5/25)
すべてアメリカ発売。リージョンコードは1なので要注意。残念ながら今のところ日本でのリージョンコード2発売のニュースはない。
◇追記 ー まずは3/10付でお知らせしたPaybackのDirector's Cut版はめでたく普通のDVDフォーマットでも発売された。詳しくはamazon comのこのページを。中古ならかなり安く手に入る。ユーザーレビューも好評のようだ。リージョンコード2の発売が強く望まれる。
◇まもなく本邦劇場公開なのであんまり意味がないニュースかもしれないが....監督第4作「アポカリプト」もアメリカやヨーロッパではすでに公開されて半年たっているので、次々とDVDがリリースされている。特典がどっさり納められているらしい。詳しくはやはりamazon comのこのページを。
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◆パナマから(もしかして)新作に関するニュースが入ってきた(3/10)
新年の挨拶もしないまま、はや桜の開花が迫る季節になったがこの3ヶ月のメルの動向は欠かさず追っていたつもり。華やかな賞取りイベントが盛んだったがメルは、我関せずとばかりマイペース。
La Prensa(Panama)/AP 3/5付 ー 先週末メルは24才になった長男のエドワードを伴ってパナマに出没。単なるバカンスかと思いきや、同国の有名な俳優/歌手/観光大使であるルーベン・ブラデス(「レジェンド・オブ・メキシコ」など多数出演)がメルとミーティングをした後語ったことによると、メルの次のプロジェクトは1950年エリア・カザン監督のフィルム・ノワール " Panic In The Streets "(邦題「暗黒の恐怖」)の焼き直しになる可能性が大とのこと。監督だけなのか出演もするのか詳しいことには触れてない。パナマそしてこの後訪れているコスタリカにはその下調べと根回しのためらしい。
同時に、パナマの映画製作者ホセ・セヴェリーノが、自身が書いた本をもとにした映画製作をメル側からもちかけられ、現在プロデューサーとして交渉中の企画もあるようだ。それは西洋人として初めてパナマで大平洋を見たスペインの探検家ヴァスコ・ヌネス・デ・バルボアの話。こちらにメルがどう直接絡むかも不明。以上は念のためにLa Prensaの記事を米西バイリンガルが訳してくれたものからだが、今のところこれ以上の肝心な詳細は出ていない。様子見。
ソース/関連記事
prensa.com(Panama スペイン語)メルとルーベンの写真あり。
endi.com(スペイン語)こっちにはもっと大きい写真あり!
allcinema.net(日本語)
実は私は「暗黒の恐怖」ずいぶん前に見てる。ハッキリと思い出せないがパニックスリラーとしてよく出来てたのと、若いジャック・パランスが印象に残っている。場所は確かアメリカの南部の都会だったと思うがメルはこれを中米に移すのかな? 何にしても、これ実現して欲しい!歴史エピックもいいけど、彼にノワールなドラマ作ってほしいと前から思ってたから。もちろん彼に主役をやってもらう。そうするとメルはスペイン語の特訓しなくちゃ、かな(^^)。
◆ あいついで新バージョンのDVDがリリース。しかし....(3/10)
ただしアメリカでの話。ひとつはここにも書いた98年公開「ペイバック」のオリジナル版。発売が確実になった。
Payback Straight Up: Director's Cut (HD DVD/Blu-ray)4/10に全米リリース。ボーナス特典がいっぱいだそうだ。本編も劇場公開版と比べるとまるで新しい映画といっていいほどらしい。これは絶対買いなんだけど、次世代DVDフォーマットでリリースなので従来のDVDプレイヤーやドライバでは再生不可。ただしDVDでやっていた嫌らしいリージョンコードはなくなったのでどこの国でも見られるというメリットはあるけど。そんな高画質じゃなくていいからふつうのDVDで出して欲しい。
もう一つは、メルがいずれ2枚組にしてきっと出すよとは言ってたもののやっと今頃って感じだけど「パッション」のこれまたメルのコメントやメイキングを含む特典どっさり付きバージョン。いろいろ事情もあるだろうけどほんとは初回時に出してほしいよね。
The Passion Of The Christ: Defenitive Edition (2枚組み DVD) これは1月末に全米発売済み。今のところリージョン2が出るというアナウンスはないけど、見られる人は輸入してでも買いだと思う。
それと何と、まだ日本公開されてないけど(東宝東和の配給で初夏に公開というアナウンスは出た)Apocalyptoも5月にアメリカではDVDリリースされる。早いよね。例のごとく最近のメル関連映画は日本公開が世界でいちばん遅いから、見られる人はその気になればDVDで見ることができてしまうじゃない?
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■WWW L.A.プレミア レポートはまだまとめられません(^^;)ごめんなさい。
もうすごい古い話になってしまったけどいずれ書くつもりです。もちろんメルには会えました!
過去のニュースはこちらへ(2000年3月から2006年12月まで)
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