2004年1月

◆グッドニュース!「パッション」31th Peoples Choice Awards受賞(1/16)
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今年も1/9、全米の映画ファンが選ぶベスト・フェイヴァリッツ発表。メル自身は候補にもれたが今回は「パッション」がBest Movie Drama部門で候補に。直前まで「コラテラル」と競ってたが一般ファンの投票も効いて見事ゲット!(投票に参加して下さった方、よかったね!)。
なおBest Movie部門は「華氏9/11」。大手スタジオが製作/配給を拒否したにもかかわらず世界を湧かせ、大ヒットした2つの作品がちゃんと人々のベスト映画になったのは、他の賞レースではこの2つがほとんど無視されてる状況下、とても象徴的だと思う。
その証拠にいつもの年に比べ、後追い記事やオピニオンやコラムがたくさん出た。この2つの受賞に関して一言述べずにはいられない人が多かったようだ。
ほとんどは"The People's Choice Awards are considered, among all the awards shows, to be the one which most accurately reflects the mainstream public opinion in the United States."という論調で、ハリウッドがことごとく見てみないフリをして候補にも入れない現況を不自然で政治的だと皮肉っている。
メルも受賞スピーチで言ってたが、「普通の映画ファンが選んだ」ベストはある意味ではアカデミー賞などよりも、この映画とメルにとって意味が大きい。 
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 メルがFijiにある小さな島の地所を買ったらしい....(1/16)

Fiji Times(12/2, 04) が伝えるところによると; メルが買ったらしい(まだ正式に契約したかどうかは不明)のはニュージーランドの北方2100kmの南大平洋、多くの島からなるフィジ−共和国の北ラウ郡島内、まん丸いMago島(ムンゴと読むらしい)の一部。全くの無人島ではなくココナツ栽培を営む人たちが北側に40人ほど住んでいて、メルも地所内に含まれる南洋植物プランテーションを現地の人たちと一緒に活用する意向。でも主にこの島では詮索好きなマスコミやパパラッツィを完全シャットアウトして(島に渡る定期航行手段がない)家族や友人とのんびり過ごすためだという。これくらい辺鄙なところでないとおちおち休養もできないわけだ...。

12月の初めに家族といっしょに島を観察するために2日間滞在してすっかりこの島を気に入ったらしいが、それ以前にメルは海洋環境学者のショ−ン・ミ−ド博士と共に島の自然をじっくり勉強したという。フィジー近海が専門の博士のアドバイスと指導により、自分達が貴重な珊瑚礁や多くの自然動植物にあふれたラグーンなど自然環境を侵すことのないようという配慮だ。
博士によるとメルと家族は「自然環境について深い関心を持っているごく普通の人たちだ」

いくら個人の所有になるといえ、減りつつあるすばらしい海洋自然に手を加えることはよくないことだものね。メルはそのへんのことをちゃんとわきまえている。歴史好きな彼の事、本来はこの島も他の島々と同様、西洋人が侵攻する以前の先住民たちのものだということ、イギリス人が無理やり先住民をキリスト教に改宗させ、たくさんいた農民をこの島から追っ払った歴史も認識していることはいうまでもないだろう。その意味でもこの地所の現在の持ち主である日本の会社が、リゾートとして開発しなかったのは賢明だったと思う。メルは自分が所有したら今の状態のままを保つようにするということだ。
でもどうかマーロン・ブランドーのように南の島に隠とんしたきりでないようにね、メル! だって短パンいっちょだけで、きれいな海や自然と触れあう環境ってどう見てもメルの大大大好きアイテムだもの(^^;)
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新しいプロジェクトが浮上?! (1/16)
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これは今のところイタリアの小さな記事でしかお目にかかってない情報だが....事の発端は「パッション」に出演依頼があったイタリア人俳優 Francesco Salviがスケジュールの都合で出られなくなった。しかしメルは次の企画に出て欲しいと言った....その企画と言うのがロレンツォ・メディチ(1449〜1492 左写真)のお話だというのだ。メルいわくSalvi氏がこのメディチ家の有名人のイメージにそっくりだから。

14〜15世紀イタリアで商人、政治家として大いに栄え、家系からは王や王妃、ローマ法王まで輩出し、ルネサンスの偉大なるパトロンとしてミケランジェロを初めとする多くの芸術家を庇護したフィレンツェのメディチ家のことは御存じだろう。
その中でも中興の祖ともいうべきロレンツォは40代で他界してるが、その短い一生で、非常に若くしてその才を発揮、共和国を栄華に導き、民衆にもっとも愛され、詩人で学者でもあり、哲学を愛し、優秀な政治家でもあったゆえにLorenzo, il Magnifico (イル・マニフィ−コ 豪華王)と普通呼ばれる。
実に魅力的な人物で映画にはもってこいだから、メルがとりあげるにはなんら不思議はない。ローマに家を持ったり、フィレンツェに足繁く通ってたのもこれが頭にあったのかなとうなづける。作るんなら深刻な仕立てじゃなく、コメディの味付けを施したしゃれたものになるんじゃないかなぁと、なんとなく漠然と想像してるんだが当たるだろうか。あるいは肖像画を見たらメルがロレンツォになったっていいと思うんだけど...。でもアメリカのファン達はこのニュースを聞いて「え〜、また時代物?またヨーロッパ?!もうメルはアメリカを忘れたの?」ってわめいてるが、歴史劇好きな私としてはメルがふだんはアメリカに住んでてTVにも出て見られるんだから、作る映画に文句いいっこなしと言いたい(^^)
参考ページ:フィレンツェ人物伝
元記事(イタリア語): Mel tornera per il SUO NUOVO FILM.

なお付け足しだが、メルがフィレンツェにどれだけ入れあげているかは、以前お伝えしたがFriends Of Florence基金をStingたちと共同設立して、芸術作品や建築物の修復に大きな関心を寄せていることからもわかる。そして去年その基金をもとに、修復が難しいと懸念されていたあの有名なミケランジェロのダビデ像も洗浄され、製作当時の美しい姿になったというレポートも届いた。

Innovator Of The Yearにも!(1/16)

さらにめでたい話題....今回のトップページを飾ったHollywood Reporter誌年末特集号の表紙からもお察しのとおり、この有力な業界紙が選んだ2004年の"Innovator Of The Year"はメル。言ってみれば去年いちばん斬新で革新的で業界を刷新するような業績を残した映画人という称号。Innovator...いい響き(^^)
映画の批評はおいといて、大きなリスクをものともせず信念と情熱で作り上げ、年間を通じて多くの人に議論させ、成功させたその実績を素直に認め賞賛し祝福してるその姿勢がとても好もしい。人がやらない冒険をして成功すればきちんと評価する...これはアメリカ人のよい点かも。こういうのにはこっちも素直に喜んでしまう。
15ものページに業界人やスタジオや友人からの「おめでとう、メル!」や「ありがとう、メル!」メッセージが寄せられていて感激。中に掲載されたメルとIconのパートナー、ブル−ス・デイヴィ氏の特別インタビューはIconの成り立ちや姿勢、二人のそれぞれの役割り、製作映画にまつわるエピソードなどが語られていてこれまたすばらしい。原文でだがオンラインにあるのでぜひ読んでみて!
Dialogue: Mel Gibson & Bruce Davey


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