2003年7月

◆「現代思想」6月臨時増刊号に村山 敏勝氏(英文学)メル・ギブソン論掲載(7/6)
論文のタイトルは『メル・ギブソンの政治身体』読みごたえのある文。なかなか鋭い洞察眼でメルを今までにない視点でとらえている。氏の言葉を引けば「本稿は、一人のスターを知ることで生み出される意味を、手探りで追っていこうという試み」である。
少なくとも今まで国内でここまでメルを、手探りであれ、考察したものは読んだことがないという意味でも、この論文を評価してもいいだろう。また参考文献欄によると、本サイトが論文を書かれる上で何かしらお役に立てたようで、その事でも読む価値はあった。こちらこそ氏に感謝したい。
この増刊号は「総特集ハリウッド映画」という装丁で発売中。青土社 1800円。書店で売り切れの場合は取り寄せてもらえる。
他の論文も面白いものが多かった。お薦めの一冊。興味を持って読まれた方、ぜひ感想を掲示板メールでお寄せ下さい!
因みに私の簡単な感想は掲示板の1294番を御参照あれ。 (この情報はブッチャーさん提供。Thanks!)

◆バズ・ラ−マン監督版アレクサンダー大王映画にメル出演?!(7/10)
02年10/10付けで噂として書いたの覚えてる?私の予言は当たった!? 
バズ・ラ−マン(ム−ランル−ジュ)監督がレオ・ディカプリオ、ニコール・キッドマン主演で進めてる大プロジェクト「アレクサンダ−大王(仮)」は当初予定されてたモロッコでの撮影をオーストラリアのBroken Hill(ワオ、Mad Maxでお馴染み!)近郊の砂漠に移すそうだ。
馬や膨大なエキストラ提供に関して、ハワード豪首相御墨付き政府の協力も得て、来年3月から本撮影予定(デジタル場面の製作は今年の11月から)のこの作品に、去年から出演を依頼されてたメルがどうもサインしたらしいとこのほど伝えられた。

役は? そう、推測どおり(^^)大王の父、古代マケドニア王国興隆の祖、謎めいて複雑で偉大な王フィリポス2世。どう謎めいてるかは大王の関連書物に譲るとして、問題は出番がどれだけなのかなぁ(^^;)
でも御存じの通りメルはこういうエピック物が似合う事間違いなし。それにコインなどの肖像を見る限りぴったりと言えなくもない。ただし....この父王は政治家、軍人としては偉大な功績を残すも私生活では大王との間に確執も生じ、夫婦仲も良くなく史実によると東征の直前に暗殺されて大志半ばで生涯を閉じる。その夢を息子のアレクサンダーが引き継ぎあの偉業が達成された。

監督は単なる歴史活劇としてでなく、大王の人間性などをできるだけ暴いて表現すると言ってるから、この父王の描き方も興味あるものになるかもしれない(あるいはある種の物議をかもし出すかも)。製作総指揮としてマーティン・スコーセッシも参加してるようだ。
なおニコールは大王の母オリュンピアスを演じるらしいが、ずいぶん若い母親だ(^^)。メルとどう絡むのかも楽しみ。
監督、共演者、撮影地とメルの第2の故郷オーストラリア絡み。ニュ−・サウス・ウェ−ルズ州は早くもこのニュースで沸き立っていると言う。ところでメル自身の大王の企画はどうなっちゃったのかしら.....。

参考書籍:
「アレクサンダ−大王:未完の世界帝国」ピエ−ル・ブリアン 創元社 知の再発見双書11
「アレクサンドロス大王東征記」アッリアノス 岩波文庫 青483ー1, 2
関連サイト:
Untitled Alexander The Great project(2005) IMDb / Greg's Previews
フィリッポス2世の肖像コイン s-ivy.jp/alexander1.html


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