PATRIOT PAGE: Father & son
created: October, 2000




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Introduction 物語の背景とあらすじ
◆1763年、9年間に渡ったフランス=インディアン戦争が終わった。その結果イギリスがカナダ全部およびアメリカのミシシッピ河とアパラチア山脈の間を支配する。この戦争を戦い生き延びた人たちは、結束を強くし新大陸に築いた植民地でそれぞれの生活を始める。そんな中に戦争の英雄だったベンジャミン・マーティンの一家がいた。辛かった戦いの傷と罪悪感を心に残してはいたが、妻には先立たれたものの7人の子供達とサウスカロライナの海岸に近いガラーコロニアルで平和に農場を営んでいた。

やがて植民地の人々の心中には本国イギリスからの自治、自分達が苦労して開拓した土地を守りたいという独立心が芽生えてくる。その背景にはイギリスの要求する高い税と搾取があった。これらに反抗するために植民地では民兵が組織されはじめる。ベンジャミンは二度と戦いたくなかったが、息子のガブリエルは父の反対を押し切って志願したあげく、イギリス軍の中でも、最も恐れられたエリート軍団グリーン・ドラグーンズ(ただし映画では赤い軍服)を率いるタヴィントン大佐に逮捕され、家庭を蹂躙されるに及ぶ。これがベンジャミンを怒らせ再び武器を取らせることになり、植民地軍のバーウェル大佐に説得され、自ら民兵を組織してアメリカの独立に向かってゲリラ戦を展開していく........

◆これらを再現するために製作者たちは、実際の舞台だったサウスカロライナをロケ地に選んだ。現地には彼等が戦った沼地や草原がまだ当時のままに残り、なかんずくコロニアル時代からの子孫がそのまま土地を離れずたくさん住んでいる。チャールストン市の再現や軍艦の海戦などには監督お得意のコンピュータ合成がふんだんに使われた。
63人の主な俳優の他に95人のスタントマン、400人のエキストラたち、多くの助言者たちが結集した。現地では昨年の春頃から地元との協力体制のもと、農場のセットでは実際に作物が植えられ馬が集められ、18世紀のコロニアルがそっくりそのまま出現した。国立スミソニアン協会博物館が全面的にこの作品を後押したことは、時代考証的なリアルさの再現におおいに役立った。

◆この物語の主な役には歴史上の人物が役によっては複数モデルになってはいるが、あくまでモデルであって伝記ではない。アメリカがいかにして宗主国イギリスからのくびきから解き放たれ、その過程でいかに普通の人々が立ち上がり、戦い、犠牲になったかを現代の我々に思い起こさせるためのものである。

Credits & Cast 製作者と共演者の顔
◆監督のローランド・エメリッヒと筆頭製作のディーン・デブリンはいわずと知れた「インディペンデンスデイ」「ゴジラ」「スターゲイト」で名を馳せた強力なコンビ。

1998年に書いた「プライベート・ライアン」が評価された脚本家のロバート・ロダットが1996年から書き出したこのpatriotを初めて読んで、ぜひ自分たちが映画化したいと強く望んだと云う。ソニー/コロンビアがこの脚本を買い上げた後、エメリッヒに白羽の矢があたったのは彼のストーリーテラーとしての才能が買われたことが一番だった。ドイツ出身の人物であることは何の傷害もなかった。なぜならエメリッヒは徹底的に読む人だからだそうだ。

撮影監督に選ばれたカレブ・デシャメルは1983年の「ライトスタッフ」から有名な第1級のベテランで、自らメガホンをとったり(TV「ツイン・ピークス」)「タイタニック」ではカメラオペレーターを努めたり、俳優としても活躍する多才な人だ。すでにPatriotにおける撮影のすばらしさはオスカー候補の噂も出ている。

忘れてはならないのが音楽を担当したジョン・ウィリアムズ。この人に関しては余り知らない人はいないだろう。「スターウォーズ」その他数えきれないサウンドトラックは我々もお馴染み。Patriotではテスト試写の段階からこれまた早くもオスカー級の音楽だと好評だ。

◆共演者で注目株は長男を演じたヒース・レジャーだろう。西オーストラリアのパース生まれ。21才のハンサムな青年だ。主にTVに出ていたが昨年の"10 Things I Hate About You"で人気を得た。今回はメルとためを張るほど出演場面も多く堂々の好演ぶりとのこと。アメリカでは若い層を中心に「ポストディカプリオ」の一人として人気があがっている。次回作も撮り終えている。14世紀を舞台にしたブライアン・ヘルゲランド監督(陰謀のセオリー)の"A Knight's Tale"
その後はシェカール・カプール(エリザベス)の"Four Feathers "と勢いづいている。以前の噂ではマッドマックス4の主演?というのもあったが...。

ジェイソン・アイザックスの演技も評判がいい。イギリス軍の大佐を実に憎々し気に演じてるそうだ(^^)。1963年イギリスのリバプール生まれで、奇しくもモデルとされている実在の将校バナスター・タールトンと同じ。余談だがこの度リバプール市は郷土の名士タールトンの名誉のために、映画の製作者に謝罪を要求したとされるが、新大陸に駐留してる間にタールトンが行なった悪名高い行為の事実を知っているアメリカ人から見れば、それはこっちの台詞と反論している。ま、歴史はそれぞれの当事者から書かれた場合、全く正反対のお話になることがあるということを思い出そう。それだけアイザックスの演技が真に迫ってるということだ。

ベンジャミンの妻の妹役のジョーリー・リチャードソンもイギリス出身。母がバネッサ・レッドグレーヴといえばその血筋はわかるだろう。ハリウッド大作はこれが初めてだが、イギリスではもうベテランだ。

個人的に楽しみなのが、ベンジャミンの味方になって一緒に戦うフランスの少佐を演じるチェッキ・カーリョ。ベンジャミンとはフランス=インディアン戦争時に敵味方だった関係にもかかわらず、家族愛と愛国心に打たれ個人的に彼を応援するという度量の広い人物を演じる。フランス人らしく淡いブルーや白いコートがおしゃれだ。カーリョはふだんはパリに住み主にフランス映画によく出演しててお馴染みだ。最近はリュック・ベッソンの「ジャンヌ・ダルク」に出ていた。■

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