| Patriot Voice and Episodes |
これだけの大作、そして歴史劇となると様々な「まつわり話」には事欠かない。
硬軟取り混ぜて拾い集めて見たら......メルの顔もまた見えてくるだろう。
Mel talks about......
◆イギリス人がこの映画に噛みついていることに関して:「なんて言えばいいんだい? 人は時にひどい人間になる。どの国もある国にとっては、恐れ嫌われて来た。ヴァイキングはイングランドをめちゃめちゃに荒らしたけど結局やっつけたのは誰だ? ドイツ人はフランスを侵略し、そのフランスだって何をした? アメリカはベトナムの村を焼いてしまった....」
◆歴史家たちが指摘した史実との違いについて:「もしこれがドキュメンタリーや伝記なら、そうこの映画は史実を正しく描いてない。だが、いいかい、そうじゃないんだ。まったくのファンタジーなんだ。映画なんだよ。オーケイ、" この作品はどうも歴史的に正しくない" けっこう。だったら本をちょっと読んでみるか。いいことじゃないか、これで本を読む人が増えるなら」
「歴史にはいつも魅了されて来た。ありとあらゆるものを読んだよ。僕の"Lethal Weapon" イメージにはそぐわないかもしれないがね(^^)。そこには教科書が教えない戦いや衝突の描写で溢れてる。事実を知りたければたくさんの本を読むといい。
この映画は決して歴史のテキストになるべく意図されて作られたわけじゃない。エンターテイメントなんだ。僕らはいい映画になるように様々な要素を選び出し、まとめあげた。これは専門家や知識人を満足させないだろうが、圧倒的多数の普通の映画ファンは楽しんでくれるに違いないと信じてる」
Father and son......
◆エメリッヒ監督いわく:「ヒース(・レジャー)ときたらちょうどメルを若くした感じと全く同じ男臭さを持っている。子供っぽいって事じゃない; 持って生まれた男らしい性質なんだ」
◆メルとヒースの関係は周りの人も驚くほどだ。二人はお互いに感心しあっている。7人の子供の父であるメルは言う:「ヘイ、娘を連れ出してヒースと食事をするっていうのもいいな。え、おっかない? 大丈夫、トマホークは投げないから(^^)」映画の中でメルは実に見事なトマホーク(アメリカ先住民が用いた小型の斧)のわざを見せたことに引っ掛けている。オフスクリーンでの二人の絆はそのままスクリーンに反映されている。
◆プロデューサーのデブリンの言葉:「メルと出逢ったことでヒースの人生にまさに火がついた。彼のメルに対する敬意は息子が父に感じるものとそっくりだ」
脚本を書いたロダット:「二人はおなじような身ぶりや言葉遣いをする。彼等が演じあう時、まるで実の親子のように感じるね。彼ら自身もそう感じてるんじゃないかな」
◆そのヒースだが、オーディションではまるでひっくり返った難破船のごとく、気が転倒し分裂ぎみだったという。デブリンにこう告白した.....「無理もないんだ、分かって欲しい。オーストラリア人俳優で若くて男なら、自分もメル・ギブソンになりたいと思わないやつなんかいない。彼と共演できるかもしれないと考えるだけで、とてもまともじゃいられない」
そしてデブリンの告白:「とにかく彼は初めてのメルとの場面を演ったんだ。そのあと二人してどこかへ引っ込んだのは知ってる。もしかしてリハーサルしてたのかもしれないし、ただおしゃべりをしただけか......だが翌日のヒースはまるで別人だったな。すっかり落ち着いてリラックスしていたね」
Jason Isaacs takes great pride in........
◆メルの敵役になったジェイソン・アイザックスの興味深いコメントを紹介。彼は今回の仕事にとても誇りを持っている。
「脚本を読んでポロポロ泣いたって言うのは本当だよ。僕は繊細なんだ(^^)」
「5ヶ月間の撮影は本当に楽しかった。ほとんど馬上で軍隊を指揮し、いかなるヒエラルキーも存在しない現場で世界に名だたるスーパースターと共演した。怒鳴りあう声など一度もない実に和やかなセットだったよ」
「メルはそこらでジョークを振りまいていたが、彼はまさにふさわしい理由からそうしてるんだ。演技とは一種の遊び、つまりそんなに深刻な類いの仕事じゃない。僕らは砂場でふざけるガキと同じ」
「イギリス人の一部がこの映画にいちゃもんをつけてることを心配してるかって? ぜーんぜん。いいかね、そもそも支配時代のイギリスの歴史は恥ずべきものなんだ。それから僕が演じた役のベースになった人物をじっくり調べたら彼は " 屠殺人(The Butcher)" というあだ名で軽蔑されてたね。サウスカロライナ中で彼は降伏した人々を虐殺し、のみならず借用証を残していった事で悪名を馳せている。
だが僕と彼には妙に共通点がある。同じリバプールの出身だし、4人兄弟の三番目、大学で法律を学んだことも同じ。その後彼はギャンブルと買春にのめり込んでいく、僕は芝居の世界に.....ここだけは違うね(^^) とにかく演じ甲斐がある人物だ。誇りを持って演じたよ。だが彼を愛する気には絶対なれないね」
◆因みにこのイギリスからの文句に対して、1955年ドイツのシュトットガルト生まれで10年前にアメリカに来たエメリッヒ監督は、次のような皮肉で答えている。
「私達ドイツ人はいつだって世紀の極悪人として描かれて来たが、だからってそれが大騒ぎになることなんか決してなかったよ。ドイツ人に "偉大な" 役を振りつけてくれたにもかかわらずね(おそらくヒトラーとナチスのこと)。これは単なる映画なんだ。ぎゃあぎゃあオーバーに騒ぐほどの事じゃない」
ふむ、みんな肝っ玉が座ってる(^^)!
Joely Richardson told Mel........
◆メル扮するベンジャミンの義理の妹役で出た彼女は、二人のラブシーンにおけるメルのことをこう言っている。
「全く気取らない人で控えめなくらい。ものすごく優しくて、いざって時にはシャイで不器用なの(^^)でもその様子がほんとに愛らしかった!」
ジョーリーのメル賛歌はまだ続くが、残りは次回に(^^)。
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