The Passion on Box Office

6/13更新 NEW

日本での状況
全国主要9都市のメイン館(シネコンは除く)が毎日出す数字を日刊興行通信がまとめたもの、というあまりはっきりしない国内ランクだが、
それでも初公開週末5位ランクインはちょっと意外だった。もっと下の方にひっそりかと思ってたから(^^)。
その後5月は4、6、9位と意外に踏ん張り、6月に入って圏外に出て上映館数は減ったものの、地方ではこれから上映するところも
出てきてまだファーストランは終わったわけじゃない。夏休み第一弾映画のシーズンまでは上映延長される見通し。
5月末での動員数は85万人を超えたそうだ。

本家アメリカでも上映館数は440とぐっと減ってはいるがまだファーストランが続いてて、実に2/25公開から数えて4ヶ月目に入っている。
現在までに世界約80カ国の興業収入と合わせると、6億ドルを突破している。
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また大半が日本より早く公開されたヨーロッパ、南米、日本以外のアジアなどの国ではやはり現在も上映が続いている。
だが劇場数のわりに公開映画の種類が余りに多い我が国の現状では、1ヶ月以上もやってるということ事体いいことなのかもしれない。
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4/18更新 
全米興収レポート(2/27〜)www.gaga.co.jp/boxoffice/ 週末チャートとコメントが見られる。毎火曜更新。
Boxofficemojo com -The Passion Of The Christ -daily showdown  初日からの詳しいデータが日単位で読める。

●まもなく全米公開2カ月目を迎えるがこれまでの7週間よくがんばった。週末順位はそれぞれ1、1、1、2、3、5、そして先週
復活祭前のホリデー週末はおおかたの予想どおりみごとまた1位に復活!イエスの復活を祝う時期に最も相応しい映画としてこの時まで
待っていた観客も含めてリピーターもどっと。興業収入専門家によると「今まで1位に返り咲いたというのはあるが1ヶ月もたった
後にまたトップになるなんて現象は初めてだ。この映画はBoxofficeの歴史を書き換えた」

●北アメリカに引き続き、先月から今月にかけて南アメリカ、中米の強力なカトリック圏で公開されたが、ほとんどの国特にメキシコ、
ブラジルなどではそれまでの記録を第1週目で大きくぬりかえた。さらにヨーロッパでは難航していたフランスでも観客動員数は多い。
ただしフランスカトリック教会は鑑賞を薦めてないしプレスはこの映画をこきおろしたが。同様の動きはドイツでも発生。動員数は多いし
数字も大きいが、こちらはプロテスタントのルーテル派教会がその残酷性に眉をしかめ、後押しはしてない。
反対にイギリス、イタリアでは教会のサポートがつき、特にイタリアでは最近、主演のジム・カヴィーゼルが法王の謁見を賜り祝福されたという
ビッグニュースを受け大入り新記録。レートもぐっとゆるくしたのが幸いしてるようだ。撮影御当地というのも影響してることは言うまでもない。
関連記事:Yahoo/ロイター 「パッション」、イタリアを席けん

●面白いのは中近東、アフリカ、インドネシアなどのイスラム圏での現象だ。多くの国で聖職者による検閲をくぐらなくてならない。イスラム教では
イエスは救世主としてではなく一人の重要な預言者ととらえられている。そして預言者をみだりに描いてはならないという教えがある。
これを厳重に守って公開しないのは今のところバーレーンとクウェート。サウジアラビアも様子を見ている。イランなどもそうだろう。
そのかわり、あまり感心しないが人々は海賊版を買って鑑賞している。信じられないくらい安く手に入るからだ。そしてみなこの映画を気に入っている。
そして公開された国での反響は大きくイスラム教徒もこの映画に感動し、すべての映画館が記録を塗り替えた。もっとも声を聞くと感動の内容がちがうことも
わかるが....。でもこれを機に聖書を読んでみたいというイスラム教徒の学生が続出したそうだ。
残念なのはイスラエルだ。全くこの映画を配給するつもりはないらしい。この国のクリスチャンはしかたなく海賊版を求めている。

ちなみにパレスチナ暫定政府代表アラファト議長はこの映画を在イスラエルのクリスチャンの団体の好意でラマラのオフィスでDVDで鑑賞したそうな。
感想はひとこと簡潔に「歴史的で印象的な映画だ」一緒に見た側近は「イエスが被った犠牲と同じようなことが、今でも子供達にさえここでは日常茶飯事だ。人は変わらない」と厳しい顔で。
総じてイスラム圏ではほとんどの国で記録的な興業成績を収めている。

●記録の更新
これも神様のおかげ? それとも偶然? キリスト教の暦で灰の水曜日である2/25日から復活祭までの約40日間をレントといってキリスト教徒は質素に生活し、イエスの受難を偲ぶわけだが、それに合わせるようにちょうど40日目にこの映画は歴代ランキングでTop10に入った! 現在は$357.8M(全米)で第7位。この上に鎮座しているのはもっともというような大作ばかり。Boxofficemojo-Alltime
また全世界を合わせた合計は現在$500Mとこれも記録的。アメリカではさすがに復活祭が終わったので、あとはランクは落ちて行くだろうが、ただいま52日目。最終的にいつまで公開されてどのくらいいくのか、楽しみだ。5月にはアジアでも大きなマーケットとされるインドと我が日本で公開される。


3/16更新

週末ランキング(金・土・日合計/M=1,000,000ドル)
1週目 1位 $83.8M(初日からの累計 $125M)
2週目 1位 $53.2M($213.8M)
3週目  ?   $ ?  ($260M 推計 )

つまり第1週目ですでに1億ドル突破のブロックバスター入り。しかも今までの他の有名なメガヒット作と違うところは圧倒的に予算と宣伝費が少ない(計約$45M)、ということは純利益が大きいということ。メルは公開初日1日だけの収益($26M)でもとをほとんど回収したといえる。(彼は予算の$30Mを自分で出していた)
関連サイト:
全米興収レポート(2/27〜)www.gaga.co.jp/boxoffice/ 3週目からはここを見て。週末チャートとコメントが見られる。毎火曜更新。
Boxofficemojo com -The Passion Of The Christ -daily showdown  初日からの詳しいデータが日単位で読める。

次にいろんな記録(全米)を。
●3/14現在の累計グロス($240M推計)は史上34位。公開日に100位圏外からスタートして以来この位置はどんどんあがっている。最終的には$350M辺りには行くだろうというプロの予想で、そうすると確実にTop10入り。ちなみに1位は「タイタニック」(1997)の$600M。さてThe Passionはどこまでいくか....かなり楽しみ。またメル個人関連の記録として「サイン」($227M/40位)を抜きいちばん稼いだ作品となった。
関連サイト:boxofficemojo.com -alltime/domestic
●R指定の映画として:現在The Matrix Reloaded($281M)に継ぎ2位。これはまもなく確実に1位になる。
●2月公開映画として:初公開週のグロス($83M)で「ハンニバル」を抜いて1位になった。
●水曜日公開の映画として:公開初日のグロス($26M)は「王の帰還」、「スターウォーズ The Phantom Menace」についで史上3位。曜日に関わらない公開初日グロスとしては史上9位。水曜日〜日曜日の5日間グロス($125M)では何と「王の帰還」を抜いて史上3位!ちなみに金〜日の3日間グロスでも「王の帰還」を抜いて史上6位という記録。
●インディペンデント系/全米公開の外国語(字幕入り)映画として:すべてのカテゴリーにおいてトップ。
インディーとはまず監督個人のビジョンを貫き、ハリウッドの大手スタジオの資本が入らず製作者の独立採算で作られる、脚本も書き下ろしが望ましい。独立系の配給会社が配給してる、そして何よりもハリウッド映画だけでは不満な観客のために作られているなど。公開規模は問うてないが、一部では3000館以上の公開とあってはこの映画はもう、インディーとは言えないんじゃないかという声もあり。ふつうアメリカでは独立系は1桁か2桁、多くて3桁どまりだからだ。また配給元のNewmarketもここまでヒットしたからには独立系会社と呼べないかもというのもあり。しかし定義では依然The Passionは確実にインディペンデント映画であり、アメリカの有名なインディー映画情報サイトIndieWireでも疑いなくそう認めている。

次回にでもここに公開にまつわるエピソードを紹介の予定。



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