Passion News Archives
2003年8月・9月

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9/24  2003
この夏の1ヶ月間はThe Passionに関してはこれでもかというほど議論が沸騰して、とりあえず片っ端から毎日読んではいたが、議論のテーマはメルとThe Passionが反ユダヤ主義的であるという少数の意見に対しての反論が主である。読んではいたと書いたが当然全部英語なので、これを逐一訳して書くことは猛暑多忙の折り、できない相談だった。もし興味ある方がいらっしゃるなら以下に双方の代表的意見をいくつか紹介しておくので時間のある時にでも読んでいただけることを望む。手抜きお許しを。
大袈裟でなく多い時は有名無名取り混ぜて日に10人くらいのライターがオンラインに意見を投稿したり、有名人のコメントを載せたりしている。
このテーマはどうやらコラムニスト やジャーナリストを名乗る人たちにとっては、腕を振るうのに最適らしい。範囲は宗教関係はいうまでもなく映画関係者もとっくに超えて、政治家、思想家、歴史家、教師、詩人、単なるblog masterたちetcに及ぶ。おかげで今日のアメリカの思想体系や政治まで見えて来てこちらの方が興味深かった。さらに話はメルとその映画を超えて新約聖書の4つの福音書の正当性をめぐる議論にまで発展している。こうなるともう私はお呼びじゃないのでこれに関しては触れないことにする。

The Passionを反ユダヤ主義を引き起こす恐れありと考え、公開を望まないとする意見。
ADL Concerns About Mel Gibson's 'Passion' Provoke Anti-Semitic Backlash
(アメリカの代表的ユダヤ人擁護組織の公式リリース。組織に属するラビがラフカット版試写会に招待され、その芸術性は認めたものの依然強硬な反対姿勢は崩さず)
Jewish Leaders Condemn Film
(NY州選出民主党Hikind下院議員と一部のユダヤ人によるFox本社前での映画公開反対デモンストレ−ションについての記事。これを受けてか、Foxは配給契約のオプションを発動させ配給をとりやめたと伝えられ、子会社の小規模なFox Searchlightにどうやら配給権を譲った模様。詳しくは次回。)

The Passion及びメルを支持し公開を強く望むとする意見。
ただしいうまでもないが、これらの意見の持ち主が即、反ユダヤ主義者というわけではない。
Mel Gibson's Passion Won't Harm Jews
(なぜ人は人種というレンズを通して物事を見るのかという視点でメルを支持)

The sins of the father
(一貫してメルとこの映画を支持し支援する記事を載せ続けているworldnetdaily.comのコラム。その論旨は議論の発端となったNew York Timesのコラムニストの記事に対してディベートの形を採っていて、風刺が効いて気持ちがいい。なおこちらに、The Passionに関してのこのコラムの全記事リストもあるので参考までに)
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さてこの映画をサポートしようとする気持ちはホームページをたちあげるという苦労を凌駕する。この点では言わせてもらうが、撮影ご当地であるイタリアはマテ−ラの住人であるフランチェスコと、遠く離れたあんまり関係ない日本にいる私ことCarinyaが昨年から早々と始めたことは自賛に値する(と本人達は勝手に思ってる^^)。
だがここに来て嬉しいことにお仲間が続々登場。みな素晴らしいサイトだ。リンクページにも載せておくがここで紹介したいところを前回に続いて2つばかり。
seethepassion.com
アメリカのWomen Influencing the Nation (WIN)がバックアップするサポートサイト。Newsリンクが充実してて署名もできる。現在60カ国、4100人以上が支持の署名をしている。あなたもぜひ。

thepassionmovie.tk
先に私のページにリンクを貼ってくれた上、ていねいでフレンドリーなメールを戴いた(^^)。
ここの売り物はフォーラムだ。サイトオーナーも全世界の人がフォーラムにぜひ参加して盛り上げて欲しいと強く望んでいる。
追記:2003年末の現在サイトは移動中らしく核当URLには存在しないがオーナーはまもなく再アップするので待ってて欲しいと伝えてきた。

その他にも公式サイトかと見間違えるほど立派な作りのサイトなど、ここに来てドドっと登場してる。Linksのトップにまとめておいたので、ぜひ訪ねてみて。

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7/21でお伝えした1分45秒のデモに加え、新たに4分のReal Player/Media Player版がオンライン上に登場!
これはメルが先日ラフカット版試写会を行ったアメリカのキリスト教組織Harvest Organizationの為に特別に作成したもの。
何とこちらは冒頭にメルが出てきて短いが映画を紹介してる場面付き(see photos)。いわば公認のデモだ。下のサイト、リストの一番最後がそれ。お見逃しなく。
4分バージョン特別予告編ダウンロード → www.themoviebox.net/
またHarvestのオンラインサイトではThe Passionのページも設けられている。4分バージョンはここからも見られるので御利用を。
www.harvest.org/special/

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アメリカの週刊誌に掲載のセット風景2枚および、APとNew York Timesが配信した撮影中の写真と映画のシーン写真を追加。Pictures4



8/15 2003
一見公式サイトか!?と思えるようなドメインを持ったThe Passionのファンサイトがお目見え。のっけからデモムービーをフラッシュムービーに編集し直した物を使って、まるでそれっぽい。またなんといってもここのすごいところは、各国語でそれぞれページを作ってることで映画で使われているアラム語、ラテン語、ヘブライ語のページまである。もちろんさっぱり読めないがアラム文字などは神秘的な趣き。
(追記:2003年末現在日本語ページも加えられた)
登録ページもあってニュースがあったら教えてくれるようになってたり、supportページではやはり公開を願う署名が出来るようになってたりと、とても熱心なファンが作ったようだ。アメリカでは初めてのThe Passion専門サイトだろう。Linksのところからもいけるようにしておいたので一見を。
passion-movie.com

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さて、首都ワシントンでのデモムービー公開の記事を読んでたら、メルはそのすぐ後ニュ−ヨ−ク、そして休む間もなくフィラデルフィア、テキサス州ヒューストン、カリフォルニアに戻ってアナハイム、さらにまた東に飛んで再びワシントンDCに。それだけじゃない。最初に東海岸に来る前はシカゴとフロリダにも行っていた。メルは自家用ジェットで回ってるから早い早い。この分だとメルは恒例の夏休み家族海外旅行をも返上して、アメリカ中もっといろんなところにも行きそうで、とても追い付かない! 
一体全体監督自ら、未完成のフィルムを担いでせっせと限定された観客相手とはいえ、行脚して回るって前代未聞じゃない!?
ざっと読んだ感じでは、ネット上に投稿されたフィードバックはおおむねポジティブかつ感動的なものが多い。だが依然ADLともうひとつ、New Republicというリベラル系のメデイアからひとり、そしてやはりリベラル系のNew YorkTimesの記者ひとりから、かなり強硬で否定的な意見が出ている(リークされた初期の脚本だけを読んで映画が反ユダヤ的だと決めつけている。例えばイエスを磔にする十字架をユダヤ教の聖堂内で作ったというシーンなどがその根拠らしい。映画にそのシーンがあるのかは当然不明)。ネガティブな意見はこの3つに絞られた様子。

ADL(ユダヤ人のための反名誉毀損連合)側の見解としては;
「我々は今回の彼のデモ活動に対して失望している。メル・ギブソンはおおむね、彼の作品に好意的な意見を寄せるだろう観客相手にしかこのデモを行なってない。我々にこそ見せるべきだろう。
彼と話し合いあいたい。彼が我々の敵だといってるんじゃない。彼は明らかにユダヤ人の敵ではないし、彼の信仰、意見、仕事は尊重する。ただ彼の映画によって、大勢の観客がまたぞろ反ユダヤ主義に走るかもしれないという危惧を取り除きたいというのが我々の願いなのだ」という。

しかしここでメルの今回の活動の様子を子細に読んでみると、このデモンストレーションは宣伝活動ではなく、ましてや特定の団体の認証を得るためではなく、映画関係者、各メディアのコメンテーターやジャーナリスト、キリスト教関係の識者、友人達に見せて「映画的」な意見を聞くことにあるようだ。だから観客もキリスト教関係者に限らず保守、リベラル含め多岐に渡っている。
時代考証的な事項や、字幕や上映時間などに関しての意見を私的に集めているといった感じだ。つまりまだまだこの映画は編集中ということなのだ。
だから事前にそれが公式にアナウンスされることなくごく私的活動に留まっている。見た人の投稿がなければこのことは知る由もなかった。いくつかまとめてフィードバックを紹介したいと思ってるんだが....。

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配給会社は決まりつつある?!
まだ公式アナウンスがないのではっきりしないが、7/24のFox Newsによると;
メル・ギブソンは20th Century Foxと細部を交渉中。すくなくともひとつ配給会社をゲットできるようだ。Foxはまずアイコン・プロダクションズとともにFirst-Look配給権とその拒否権をオプションとして締結。またFoxは他のスタジオに対してアウトビッド(競売で高値をつけること)権をも得たが核当するスタジオはなかった。これでほぼFoxが確実にこの映画を得たということが言えそうだ。
Foxの幹部たちは当然この映画のラフカットを見ており、伝えられるところによると「この映画の配給に非常に関心がある」とのことだ。全米配給か世界配給かは不明。まずはビデオだけで公開という事態はまぬがれそうだ。
そういえば、1994年Braveheartの配給を当時のビジネスパートナーだったワ−ナーが渋っていた時、世界配給権を買ったのがこのFoxだった。
さらに噂だがFoxの他に2つのスタジオが、この映画に強く興味を示してるという。



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