2006 4/3 updated メルたちは昨年10月から今年の2月下旬までLos Tuxtlas地区のカテマコ市に投宿して主に近くのジャングルでの撮影をずっと続けていた。そのジャングル La Jungula はきれいな湖を含む有名な自然公園で観光地でもあるが、メルたちの撮影区域は一般観光客はオフリミット。それでも人口6万の町に何百人ものクルーが集まり何か月も滞在するその経済効果は計りしれないだろう。ホテルだけで延べ4千泊分が埋まるという。ヘレラ州知事は、メルにしきりと感謝している。 クルーの多く、そしてキャストや現在100人ほどのエキストラのほとんどもメキシコ人。メルは冗談で「この中でグリンゴ(白人)は僕だけさ!」当然ここでの会話はスペイン語が多くなるが、メルは簡単な会話ならしゃべれるらしい。それでもセットでは通訳がずっとついている。メルのひねくれたジョークを訳すのに苦労してるらしい(^^) 撮影当初はハリケーン、雨、風、低温にたたられ、メルは空を見てしばし悪態をついていた。なら先に揃った俳優とエキストラとCGIを使って、プロモーション用のムービーを先に撮っちゃえということで出来たのが今見られるトレイラ−。うさばらしか彼もそこにちゃっかり顔を出している(^^)。 セットのすぐ近くに倉庫群が建てられ臨時のスタジオが出現。なんと中にはちょっとした動物園まである! 野生種のブタ、猿、タピール(バク)、蟻喰い、エキゾチックな鳥たち、それにどういうわけか当時はいなかったはずのポニーまで! ん、なんでポニーが? マヤ人の夢にでも出るんだろうか? でもこれら動物たちもこの映画では立派なキャスト。 (メキシコのtuxtlas.comにキャンプとZooの画像あり) メルは最初カテマコ市内のLa Finca Hotelに滞在してたらしいが、後に家族と一緒にカテマコ湖畔のEl Cedralと呼ばれる一画の借家に移ったようだ。観光局によると「カテマコに犯罪はない」そうで彼はオフにはしばしばひとりで町に出かけ食べたり買い物したり、近所の子供達と遊んだり。また地元のサイクリングクラブに入って自転車で走り回っている。いわく「環境にもいいし、体にもいいしね」ただし、自転車なんてひさしぶりだったので、はじめは筋肉が悲鳴をあげ唸っていたそうだ。 クルーの証言1:メルはしばしばソックスを左右違いで履いてくるそうだ。どうもわざとではなく、監督として映画に集中してておまけに超多忙で、毎朝揃ったソックスを探して履くなんていう些末なことに構っていられないらしい(^^)。なんでわかるのかというと、メルはサイクリング用のズボンの裾止めをはずすのも忘れてソックス丸見えで仕事をするからだ。シャツが裏返しになってても気にしないだろう(^^) クルーの証言2:メルの仕事中毒の影響はこんな所にも。昼休みは12:15からと決まってるんだが、時々メルは時間が過ぎても、何かアイデアが浮かぶと夢中になって仕事を続けたり、考え事に集中して休みの合図を忘れる。スタッフが業を煮やして咳払いで彼の注意をひいても気づかない。とうとうみんなは目覚まし時計をそこらにセットした....が、何も変わらない。そのアラーム音すら深い深い思考の世界にいる時のメルには聞こえないのだ。結局スタッフは毎日時間どおりに昼飯にありつくのをあきらめた。「時計の話はこの撮影中でいちばん面白いエピソードだけど....監督はあきれるほど凄い集中力の持ち主だ」とはあるスタッフの言。 彼はメキシコの大衆料理が気に入ってる。町の人が利用するビストロでポーカーやビリヤードをしながらケサディーヤ、トルティーヤ・デ・カルネ、ペリカーダス、マンテーカ、それにタコスなどをガツガツとやってる姿が地元の人たちに好かれている。つまり州知事の奥さんとか地元の名士たちがしきりにメルたちを食事に誘うらしいんだが、政治的な堅苦しいディナーなどよりローカルな食堂の方がどうもこの超有名人には合ってるということを、町の人々は知ったのだ。 「いつ来てもにこやかで、僕らに対して決して横柄な態度をとらず、親し気にスペイン語で挨拶してくれる。お世辞抜きでうちの料理を楽しんでいるよ」とはあるウエイターの言。 食事といえば...今だから明かすメルの受難(^^)。メキシコ旅行したことある人なら御存じかもしれないが、彼の地に伝わる恐ろしい言い伝え「モンテズマのリベンジ」-- つまりスペイン人に滅ぼされたアステカ最後の王、モンテズマの恨みがメキシコを訪れる外国人に未来永劫のりうつる -- その心は、外国人がメキシコ料理を食べると一回は猛烈な下痢症状に襲われるというやつだ(^^;)。メルも今回めでたくリベンジの洗礼を受け、それでもめげずに食べている。「もう免疫ができたもんね!」 Thanks to - megafans.com, tuxtlas.com, milenio.com, apocalyptowatch.com |