L'Art et les Manieres....Part 2


Q: 俳優達とのコミュニケーションの秘けつは?

M: おそらく自分がもともと俳優だから、その辺はスムーズだった。積極的に彼等の中に入ってどんな
小さなアイデアや意見も引き出し合う。敬意を持って聞き、論じあい取り扱う事に細心の注意を払った。
なぜならそういう事を蔑ろにすると役者は動けなくなる。そもそも僕は相手のキャリアからその人と
なりを掴む才能がからっきしないんだ。そうありたいと思うんだが。
よく人はそれを問題にする。やれ誰それの映画に出たとか、あの本を書いた、この音楽をやった...
僕はむしろそういう先入観はうっちゃっておいて、十分な相互理解が得られる要素を相手の中に見つけ、最終的に作品のためになるアイデアに繋げていく、といったやり方が得意なんだ。

theDIRECTORQ: 撮影でもっとも神経を使ったシーンは?

M: もう言うまでもなく戦闘場面だね。
Stirlingの場合、スクリーン上での22分間のために約6週間かかってる。
おまけに現場では8台のカメラを同時に回した! 長さ100mに及ぶエキストラの軍団に指示を行き渡らせなくちゃならないので、途方もなくデカいラウドスピーカーを設置したよ。まるでファシストの独裁者が演説でもぶちかましてるような気分になりかかったもんだ! おかしかったね...。
でもそれは全員のやる気を高める上で大切な事だった。なぜならもしスクリーン上で、彼等がアリみたいに小さな印象しかなかったら、決して心から身を捧げて演技しないだろう。だがこれだけやっても気付いたと思うが、戦闘シーンの真っ最中に、2人のエキストラがあくびしてるのが入ってしまっている。嫌になる。こういう事で映画自体の信用性が損なわれてしまう....
その上Banockburnのシーンをとってる時こんな事もあった。大勢のエキストラ達---現アイルランド軍の兵隊なんだ---が、吠えながら丘をかけ下るシーンをモニターで見てたら、そこかしこで彼等がふざけたり笑ったりしてるのがわかった。
また白状する事になるけど、たとえ絶対そうすまいと自分に誓ってはいてもこの時はカっとなったね。映画を見れば僕が気が狂いそうになったのが、きっと分かってもらえる。かつてない程頭にきた僕は、彼等の母親までひっくるめてかなりひどい言葉を吐いたような気がする。今でも恥ずかしいよ。でもね、ちゃんとバチは当たるものさ。さんざん罵られた彼等は、数日後僕に復讐するチャンスを逃さなかった。ウォレスが刑場に入るシーンがあっただろ? 群集が僕に向かってトマトを投げつけるところ。やれやれ、彼等がぶつけたのは本物のトマトときた!(笑)痛いのなんのって、あの時の表情は絶対演技じゃないって言えるよ。

Q: カメラを設置する場所はどのようにきめたのか?

M: ああ、それは凄く簡単だ:場面設定を然るべき所に決めたらあとは...スクリプターがどこに陣取るかをじっと待つんだ。だって彼女がいつもいちばんいい位置を見つけるからね!(笑)彼女が座ったら、おもむろにそこをどいてもらってカメラを据えるというわけさ。簡単だろ?
(ここでラドフォードが「そしたらスクリプターはもっといい位置を見つけるのさ!」と茶々を入れて一同笑)

Q: 何か不意打ちというか、同業者が驚くようなちょっとした特別なテクニックなどを使ってみた?

M: 一つだけかなり特殊な技術を採用した。ピーター・ウィアーから学んだもので、うまく表現する事ができないでいたあるシーンを面白くするためにやってみた。2倍の速度でカメラを回すんだ。まぁ大雑把に言えば、魔法の何かは突然現れる。かなり異様に見える事は知ってるよ。でもとてもうまくいってると断言する。

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